ネットワークトラブルに直面したとき、原因を素早く突き止めるための基本的なコマンドやツールを知っておくことは非常に重要です。この記事では、初心者にもわかりやすく、ネットワークの状態確認やトラブルシュートに使えるコマンドや外部ツールをまとめてご紹介します。
📘 ショートカット目次
1.IPアドレスの確認方法
ネットワークの接続確認や設定変更をする際、自分のPCが使っているIPアドレスを知る必要があります。
◆ コマンドプロンプトでの確認方法(Windows)
ipconfig
このコマンドを実行すると、以下のような自分のPCのIPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイが表示されます。
IPv4 アドレス. . . . . . . . . . : 192.168.1.17
サブネット マスク . . . . . . . : 255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイ . . . . :192.168.1.1
・どんな時に使う?
- 自分のPCが正しいネットワークに接続されているか確認したいとき
- ルーターと通信できないときの初期診断に
2. ネットワーク疎通確認:pingとtracert
ping +{疎通確認したいIPアドレスまたはホスト名}
例:ping 1.1.1.1
これはCloudflareが運営するパブリックDNSリゾルバです。応答があれば、その相手と通信できていることが分かります。

tracert +{疎通確認したいIPアドレスまたはホスト名}
通信経路(どのルーターを通っているか)を調査できます。途中で止まっていれば、そこに問題がある可能性があります。
3. 自分のグローバルIPアドレス確認
外部から見た自分のIPアドレスを調べたいときは、以下のようなツールが便利です。
確認くん
このサイトでは、グローバルIPアドレスのほか、使用ブラウザの情報も確認できます。
4. TCPポートの開放状況を調べる
アプリケーションやサーバーがうまく動作しないときは、必要なポートが開いているかどうか確認しましょう。
ポートチェック【外部からポート開放確認】
サーバー管理者用の支援ページです。管理中のサーバーが外部からPortアクセス可能かをリアルタイムにチェック確認できます。
指定したポート番号が外部から接続できる状態かどうかをチェックできます。
5. まとめ:最低限覚えておくべき基本操作
目的 | コマンド / ツール | 内容 |
---|---|---|
自分のIPアドレスを確認 | ipconfig |
LAN内の設定確認 |
相手と通信できるか確認 | ping |
応答が返るかチェック |
経路の確認 | tracert |
どこで止まっているか確認 |
グローバルIPの確認 | 外部サイト | インターネット上での自分のIP |
ポート開放の確認 | 外部ツール | TCP通信の可否を調べる |
コメント